Debian セキュリティ勧告

DSA-2976-1 eglibc -- セキュリティ更新

報告日時:
2014-07-10
影響を受けるパッケージ:
eglibc
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2014-0475.
詳細:

Stephane Chazelas さんが、GNU C ライブラリ glibc がロケールに関連する環境変数のパスの..の部分を処理してしまうことを発見しました。 潜在的には攻撃者が細工したロケール設定を提供できるものと仮定して、 OpenSSH の ForceCommand 等の意図した制限の迂回を攻撃者に許します。

安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 2.13-38+deb7u3 で修正されています。

この更新では、元々はバージョン 2.13-38+deb7u2 として 次の wheezy ポイントリリース向けを予定していた変更も収録しています。 詳細については Debian の変更記録を見てください。

直ちに eglibc パッケージをアップグレードすることを勧めます。