Debian セキュリティ勧告

DSA-2840-1 srtp -- バッファオーバーフロー

報告日時:
2014-01-10
影響を受けるパッケージ:
srtp
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 711163.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-2139.
詳細:

Groundworks Technologies の Fernando Russ さんが srtp、Secure Real-time Transport Protocol (SRTP) の Cisco によるリファレンス実装の crypto_policy_set_from_profile_for_rtp() 関数が暗号プロファイルを srtp_policy に適用する方法にバッファオーバーフローを起こす欠陥を報告しています。 リモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、libsrtp に対してリンクしているアプリケーションをクラッシュさせることで、 サービス拒否を引き起こすことが可能です。

旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 1.4.4~dfsg-6+deb6u1 で修正されています。

安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.4.4+20100615~dfsg-2+deb7u1 で修正されています。

テスト版 (testing) ディストリビューション (jessie) では、この問題はバージョン 1.4.5~20130609~dfsg-1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 1.4.5~20130609~dfsg-1 で修正されています。

直ちに srtp パッケージをアップグレードすることを勧めます。