Debian セキュリティ勧告
DSA-2839-1 spice -- サービス拒否
- 報告日時:
- 2014-01-08
- 影響を受けるパッケージ:
- spice
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 717030, バグ 728314.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-4130, CVE-2013-4282. - 詳細:
-
複数の脆弱性が spice、SPICE プロトコルのクライアント及びサーバライブラリに見つかりました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:
- CVE-2013-4130
Red Hat の David Gibson さんが、SPICE が特定のネットワークエラーを誤って処理していることを発見しました。 SPICE サーバとして働くアプリケーションへの SPICE 接続を開始できるリモートのユーザは、 この欠陥を利用してアプリケーションをクラッシュさせることが可能です。
- CVE-2013-4282
Red Hat の Tomas Jamrisko さんが、SPICE が SPICE チケット中の長いパスワードを誤って処理していることを発見しました。 SPICE サーバとして働くアプリケーションへの SPICE 接続を開始できるリモートのユーザは、 この欠陥を利用してアプリケーションをクラッシュさせることが可能です。
この更新を有効にするには SPICE サーバとして働くアプリケーションを再起動する必要があります。
安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 0.11.0-1+deb7u1 で修正されています。
テスト版 (testing) ディストリビューション (jessie) では、この問題はバージョン 0.12.4-0nocelt2 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 0.12.4-0nocelt2 で修正されています。
直ちに spice パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2013-4130