Debian セキュリティ勧告
DSA-2370-1 unbound -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2011-12-22
- 影響を受けるパッケージ:
- unbound
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-4528, CVE-2011-4869.
- 詳細:
-
再帰 DNS リゾルバ Unbound に、欠陥が発見されました。ドメインの権限を 持つ (Authoritative) DNS サーバからの不正な DNS レスポンスの処理で Unbound がクラッシュするため、サービス拒否攻撃が可能です。
- CVE-2011-4528
Unbound は、署名されたゾーンでの重複した CNAME レコードを処理 する際に、割り当てられていないメモリの解放を試みます。
- CVE-2011-4869
Unbound は、想定する NSEC3 レコードを欠く不正な形式のレスポン スを適切に処理できません。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、これらの問題 はバージョン 1.4.6-1~lenny2 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、これらの問題は バージョン 1.4.6-1+squeeze2 で修正されています。
テスト版 (wheezy) および不安定版 (unstable) ディストリビューションでは、 これらの問題はバージョン 1.4.14-1 で修正されています。
直ぐに unbound パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2011-4528