Debian セキュリティ勧告
DSA-2307-1 chromium-browser -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2011-09-11
- 影響を受けるパッケージ:
- chromium-browser
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-2359, CVE-2011-2800, CVE-2011-2818.
- 詳細:
-
複数の欠陥が、Chromium ブラウザに発見されました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています。
- CVE-2011-2818
Google Chrome にメモリの解放後使用を行う欠陥があり、リモートの攻 撃者から box レンダリングに関係してサービス拒否攻撃やその他の影 響があります。
- CVE-2011-2800
Google Chrome に、細工したウェブサイトによりクライアント側でのリ ダイレクトを狙うことで、リモートの攻撃者に機密情報の取得を許す欠 陥があります。
- CVE-2011-2359
Google Chrome がレンダリング中に box の線を適切に追っていないため、 リモートの攻撃者からの不正ポインタに関連したサービス拒否攻撃やそ の他の影響があります。
DigiNotar 証明書発行機関への攻撃により、同機関から発行された複数の不 正な SSL 証明書が出回っていることが発見されています。 今回の更新では、DigiNotar の管理下にある、オランダの PKIoverheid で 使われている中間 CA 証明書を SSL 証明書のブラックリストに登録してい ます。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 6.0.472.63~r59945-5+squeeze6 で修正されています。
テスト版ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 13.0.782.220~r99552-1 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 13.0.782.220~r99552-1 で修正されています。
直ぐに chromium-browser パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2011-2818