Debian セキュリティ勧告
DSA-2271-1 curl -- クライアント信任証明の不適切な委嘱処理
- 報告日時:
- 2011-07-02
- 影響を受けるパッケージ:
- curl
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-2192.
- 詳細:
-
Richard Silverman さんにより、GSSAPI 認証実行時に libcurl が信任証明 の委嘱を無条件に行っていることが発見されました。これにより、クライア ントのセキュリティ信任証明の写しがサーバに渡されるため、サーバが同じ GSSAPI メカニズムを使った処理でのなりすましを行うことができてしまい ます。 これはあきらかに極めて機微な処理であり、ユーザの明示的な指示が内限り 行うべきではありません。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、この問題は バージョン 7.18.2-8lenny5 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 7.21.0-2 で修正されています。
テスト版ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 7.21.6-2 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 7.21.6-2 で修正されています。
直ぐに curl パッケージをアップグレードすることを勧めます。