Debian セキュリティ勧告
DSA-2269-1 iceape -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2011-07-01
- 影響を受けるパッケージ:
- iceape
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-0083, CVE-2011-0085, CVE-2011-2362, CVE-2011-2363, CVE-2011-2365, CVE-2011-2371, CVE-2011-2373, CVE-2011-2374, CVE-2011-2376.
- 詳細:
-
Seamonkey ベースのインターネットプログラム群 Iceape に複数の欠陥が発 見されました。
- CVE-2011-0083 /
CVE-2011-2363
regenrecht
さんにより、SVG 処理に二つのメモリの解放後利用があり、 任意のコードの実行が可能であることが発見されました。 - CVE-2011-0085
regenrecht
さんにより、XUL 処理にメモリの解放後利用があり、任意 のコードの実行が可能であることが発見されました。 - CVE-2011-2362
David Chan さんにより、クッキーの分離が不十分であることが発見され ました。
- CVE-2011-2371
Chris Rohlf さんと Yan Ivnitskiy さんにより、JavaScript エンジンに 整数オーバフローがあり、任意のコードの実行が可能であることが発見さ れました。
- CVE-2011-2373
Martin Barbella さんにより、XUL 処理にメモリの解放後利用があり、任 意のコードの実行が可能であることが発見されました。
- CVE-2011-2374
Bob Clary, Kevin Brosnan, Nils, Gary Kwong, Jesse Ruderman および Christian Biesinger の各氏により、任意のコードの実行に繋がるメモリ 破壊が発見されました。
- CVE-2011-2376
Luke Wagner さんと Gary Kwong さんにより、任意のコードの実行に繋が るメモリ破壊が発見されました。
旧安定版 (lenny) にはこれらの問題の影響はありません。Iceape パッケージ は XPCOM コードのみを提供しています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 2.0.11-6 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 2.0.14-3 で修正されています。
直ぐに iceape パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2011-0083 /
CVE-2011-2363