Debian セキュリティ勧告
DSA-2244-1 bind9 -- 誤った境界条件の処理
- 報告日時:
- 2011-05-27
- 影響を受けるパッケージ:
- bind9
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-1910.
- 詳細:
-
DNS プロトコル実装 BIND に、DNSSEC 応答に巨大な RRSIG レコードが含ま れていた場合の処理が正しくないという欠陥が発見されました。この結果ア サーションが失敗し、ネームサーバプロセスがクラッシュするため、名前解 決が行えなくなります (CVE-2011-1910)。
今回の修正では上記に加えて DLV サービス使用時の符号付き/符号なしゾー ンの組み合わせの処理を修正しています。以前はこれに該当するゾーンのデ ータはリゾルバから提供されなくなっていました。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、この問題は バージョン 1:9.6.ESV.R4+dfsg-0+lenny2 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 1:9.7.3.dfsg-1~squeeze2 で修正されています。
テスト版 (wheezy) および不安定版 (unstable) ディストリビューションで は、この問題は近く修正予定です。
直ぐに bind9 パッケージをアップグレードすることを勧めます。