Debian セキュリティ勧告
DSA-2216-1 isc-dhcp -- 入力のサニタイズ漏れ
- 報告日時:
- 2011-04-10
- 影響を受けるパッケージ:
- isc-dhcp
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 621099.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-0997. - 詳細:
-
Sebastian Krahmer さんと Marius Tomaschewski さんにより、DHCP クライ アント isc-dhcp が、DHCP サーバ応答に対して一部のオプションでシェルメ タキャラクタのエスケープを適切に行っていないことが発見されました。こ れらのオプションは、dhclient スクリプト中で安全でない方法で再利用され ています。この欠陥は悪意を持ったサーバから細工した DHCP オプションを クライアントに送ることで攻撃でき、DHCP クライアントプロセスの権限で任 意のコマンドが実行可能です。
旧安定版ディストリビューション (lenny) では、この問題は dhcp3 の更新 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 4.1.1-P1-15+squeeze2 で修正されています。
テスト版 (testing) ディストリビューション (wheezy) では、この問題は近 く修正予定です。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 4.1.1-P1-16.1 で修正されています。
直ぐに isc-dhcp パッケージをアップグレードすることを勧めます。