Debian セキュリティ勧告

DSA-496-1 eterm -- 入力のサニタイズ漏れ

報告日時:

2004-04-29

影響を受けるパッケージ:

eterm

危険性:

あり

参考セキュリティデータベース:

Debian バグ追跡システム: バグ 244808.
(SecurityFocus の) Bugtraq データベース: BugTraq ID 10237.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2003-0068.

詳細:

H.D. Moore さんにより、いくつかのターミナルエミュレータに関するセキュリティ欠陥が発見されました。その中の一つに、ターミナルエミュレータにより解釈されるエスケープコードの問題があります。これにより、リモートの攻撃者が、ユーザに隠して任意の悪意を持ったコマンドを挿入することができ、ユーザが継続のため Enter キーを打った際にその隠したコマンドが実行されてしまいます。

安定版 (stable) ディストリビューション (woody) では、この問題はバージョン 0.9.2-0pre2002042903.3 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 0.9.2-6 で修正されています。

直ちに eterm パッケージをアップグレードすることをお勧めします。

修正:

Debian GNU/Linux 3.0 (woody)

ソース:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3.dsc; http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3.tar.gz
Alpha:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_alpha.deb
ARM:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_arm.deb
Intel IA-32:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_i386.deb
Intel IA-64:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_ia64.deb
HPPA:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_hppa.deb
Motorola 680x0:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_m68k.deb
Big endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_mips.deb
Little endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_mipsel.deb
PowerPC:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_powerpc.deb
IBM S/390:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_s390.deb
Sun Sparc:: http://security.debian.org/pool/updates/main/e/eterm/eterm_0.9.2-0pre2002042903.3_sparc.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。