LinuxTag 2001 -- 報告

LinuxTag 2001 で Debian 開発者約 30 人と多数のユーザが Debian ブースに集まり、初の Debian Day に参加しました。これは一日限りのカンファレンスで、Debian 開発者により組織され、様々な問題について他の開発者やユーザに向けて話します。 Debian Day は大成功で、来年また行われるでしょう。日程の最後に、全員の web of trust 改善のため、鍵署名セッションが行われました。

ブースでは、 半ダースのアーキテクチャで Debian が動作しているのを実演できました。Compaq から貸し出された Alpha DS20 と Sun から貸し出されたマルチプロセッサ UltraSparc 80 を使う機会がありました。ブースでは Dreamcast が普通のテレビのモニタに接続され X11 を表示し、多くの人の注目を集めていました。

Debian ブースは去年のブースよりは広かったわけですがそれでもほぼ常に超満員でした。 スポンサーを経由し、特別な Debian CD-ROM を生産して Debian GNU/Linux を試してみたい訪問者に配る機会がありました。 さらに、LinuxTag-Crew が、ハードディスクに何もインストールする必要がなく、直接 CD-ROM から動作する Debian GNU/Linux ベースの Linux システムを収録したカンファレンス CD を生産していました。今年の LinuxTag には約 17,000 人が来場し、最終的には約 6,000 人が Debian CD を持ち帰りました。

Debian Day の期間中、Richard Higson さんにより、IBM S/390 マシンでの Debian GNU/Linux について 講演が行われました。 S/390 での移植は順調で、大量のパッケージ (約 3000) がこのアーキテクチャ用にコンパイルされ、Millenux でホストされている Multiprise 3000 で力任せにビルドするデーモンが動いています。これは突然、何人かの開発者や IBM について作業している人、IBM により公式にサポートされる S/390 アーキテクチャについて、他のディストリビューションと並行して Debian GNU/Linux での作業を計画しているシュトゥットガルトを拠点とする企業 trustsec IT solutions GmbH の意志の通知につながりました。

Joey