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APT HOWTO (Obsolete Documentation)
第 1 章 - はじめに


初めに .tar.gz ありき。ユーザたちは、自分の GNU/Linux システムで使いたい プログラム毎にコンパイルしなければなりませんでした。Debian が作られた時、 マシンにインストールされたパッケージの管理機能を備えたシステムが必要だと 考えられました。dpkg というのが、そのシステムに与えられた名前です。 こうして有名な 'パッケージ' というものが、Debian に最初にもたらされたのです。 それは Red Hat が、独自の rpm システムを作ろうと決断した少し前のことでした。

すぐに新たなジレンマが、GNU/Linux 製作者たちの心中に生まれました。 彼らが必要としているのは、パッケージ間の依存関係を自動的に管理し、 アップグレート中でも設定ファイルに注意を払ってくれる、高速で、実用的な、 効率の高い方法だったのです。ここでもまた、Debian が道を切り開いて APT - Advanced Packaging Tool - を産み出しました。APT はそれから Conective によって rpm でも使えるよう移植され、それ以外のディストリビューションにも適合するように なりました。

本マニュアルでは、Conectiva による APT の移植である apt-rpm には触れません。 しかしその目的の為の本文書への "パッチ" は歓迎します。


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APT HOWTO (Obsolete Documentation)

1.7.6 - 2002 年 1 月

Gustavo Noronha Silva kov@debian.org